『ADHD脳で困ってる私がしあわせになる方法』という本を読んだ。
(KindleUnlimitedっていいよね~。NISAの本とかも読んでます。)
いや…私ってADHDなのかも…?
前回のブログで「ADHDではないと思う(診断がはっきりおりるタイプではないと思う)」みたいなこと言っておいて当てはまりすぎてあれでした。
身内のADHDの人が男性だからその人とはタイプが違うし…みたいに考えていたけど、
女性と男性でADHDのタイプが違う傾向があったり、女性は多動の割合が少なく幼少期に目立ったトラブルになりづらいので大人になってから目立ち始めることが多いとか。なるほど…。確かに私も、自分って周りと比べて本当にだらしない。と思うようになったのは大学くらいからだったと思う。主にレポートの提出期限とか…。
それまでも遅刻や物忘れはあったけど、周りもそれほどしっかりしてないのでむしろ自分はしっかりしているほう、ただし遅刻が多い。みたいな感じだったと思う。
で、この本読んだら、自分はなんかいくつかあるうち衝動性の傾向はあるかな~くらいに思っていたのが、
「抑制制御」、「報酬遅延」、「時間処理」っていう脳のクセが見事に思い当たるものばかりで笑うしかなかった。
あと、自分が先日調べてこうやっていこう!と自分なりに考えたことがやっぱり役立ちそうだなと思った。
さらにもっと実践できそうなことがいっぱい書かれていたので、少しずつ取り組みます。
緊急度と重要度、Should doとWanna do、その整理や優先順位のつけ方がものっっっっすごくヘタクソなので、
緊急度×重要度のフレームワークと一緒に、自分へのごほうびをうまく使って制御していけるようになりたいな。
「タイムログを取る」こと、
「ごほうび作戦で失敗を防ぐには、禁欲期間を設けることが必須」というところで中島先生が話していた実体験が特に参考になった。
そういえば、持ち物リスト作成しました。
けっこうデザインに気合入れて、コンビニプリントして、百均で買った硬質シート?に挟んで、
パンチで穴をあけたところにリングを通して家の鍵に着けた!これで毎日必ず、鍵を取るときに持ち物チェックできる。
持ち物リストは、↓の記事をかなり参考にしました!
持ち物に優先順位を付けるために一回スプシに書きだしたんだけれど、
それで優先度低→高を1~3で評価したら、3のものが多くて。
最初は最大重要度の3を「どんなときも必要なもの」的な指標で考えていたんだけど、
この記事を読んで「その日の予定のために必ず使用するもの(主役級アイテム)」という見方、
使用頻度での評価がすごくわかりやすかったので、それを参考にしました。

※各項目下にずらっと続いてます。
結果的に、スタンダードで最大重要度のものは4つに!(お財布・スマホ・鍵2つ)
で、その日によってやることが違うので、仕事用の持ち物リストとかもあるんだけど、
たとえば平日の優先度としては
<スタンダードの重要度3>をまず確実にそろえる
↓
<仕事の重要度3>をそろえる ★ここで外出自体は可能。
↓
<スタンダードの優先度2>をそろえる
↓
<仕事の重要度2>をそろえる
みたいにしていこうと思ってる。
今まで思いついた順でカバンに物を搔きこんでたけど、まず絶対持っていくべきものを揃えればその日は困らないし、
まず、「よし!」と思える!安心できる!
あと、無印でバッグインバッグ買いました。2つ。
…2つ!?
そう。2つ買っちゃいました。一つはお目当てのメッシュ素材の中が見えるやつ。小さい。
もう一つはナイロン生地の不透明のやつでメッシュのより少し大きい。
どちらかで足りるのでは、あと透けてるほうがいいのでは、とは思ったのだけど
ナイロン生地のやつ、水筒入れるスペースがあって、かなり区画整理がしやすそうだったの。
で、マストの持ち物をメッシュ地のやつに入れて、仕事道具などプラスアルファをナイロン地のに入れて
持っていくときはメッシュのやつをナイロン生地のに入れればいいのでは!?
と思った。
家に帰って荷物入れたら、今まで使っていたバッグインバッグとは全く違う世界が広がっていた…
使い方は運用始めてから調整するけど、確実に「これなら自分でも整理できそう」と思える。
っていうか無印の「ポリプロピレン小物収納ボックス3段」気になっていたので見てきたんですが
あれ、6段のやつもそうだけど設計うますぎて思わず「無印すげぇ…」って感動しちゃった。
値段しっかりするけれども、こんなヤバ商品開発をされているのですからそりゃ相応ですわ。
開発力による価値が大きすぎますわ。
話は戻って、「これならできそう」「やってみたい!」って思える方法をとるのって、大事だね。
今まで直したい癖や自分の変えたい部分があったら、根性論で自分を追い込んでばかりだった。
そしてたいしてうまくいかなかった。
私は遅刻癖や時間管理のほかにも、仕事自体の能力がそもそも足りてなくて、ここ数年は特にむしゃらに頑張ったのですが、そのためにダメな自分をただひたすら責めたり、追われるように生活も仕事もこなしていて、気力がなくて、アイデアもわかず、ゾンビみたいだったというか…。
このブログやスキーマ療法ワーク、通院をしながら自分と向き合って「自分ってこうなんだな」って思うこともものすごく生きやすさや自分の人生の満足度に影響を及ぼしていると感じるし、こうしてADHD脳・ADHDタイプっていう、診断がなくても困りごとがある人へ向けた本や対処法を知って、自分が「こうしたらできそう」「こういうことをやってみたい」って、今までのすべき的な考えではなく自分の人生を生きる方法をDIYやオーダーメイドみたいに自分用の方法を考えていこうって思えるようになってきた。
あと、ADHDの傾向あるな…(父がめちゃくちゃADHDの特性があるので、遺伝は十分あり得る)と思ったときに、
既に過去とかスキーマとかの影響で人生ハードモードを感じているのに、そうか、そう来たか…というプチ絶望があったと同時に、
ものすご~~~く腑に落ちるというか今までの出来事がパズルのようにはまるような感覚もあって。
ああ、なら仕方ないな。このままで生きていく方法を身に着けよう。と自分の思考が方向転換した。
ターニングポイントになるかもなって思った。
思い当たる過去の出来事としては
昔から不思議・変って言われることが多くて、純粋な感想と悪口の両方あったとは思うんだけど、自分って変なのかなって感覚はあった。
おとなしくてあまりしゃべらないタイプだからか、人間関係でADHD典型みたいな直接的なトラブルはなかったけど、特定のタイプの人には嫌われるような気がしていて、その人たちがイライラする部分に、ちょっと関連してるとこがあった気がしたり。
大学受験はかなり頑張れたのに今頑張れないのはなぜ?と思うけど、受験は先生が見てくれる、かまってくれるっていう報酬があったな…とか(あと家庭の事情で気持ちが張りつめてたのもある)、韓国語勉強し始めたばかりなのに中国語の発音がかっこよすぎて恋愛みたいなドキドキを覚えて中途半端に手を出したこととか…
なんかほんと、色々。
この本で特によかったのは、内容は先に書いた通りだけど、
「ほかの人にとっての普通はADHDタイプの人にとって普通じゃない」と受け入れつつ、
その結果引き起こしがちな問題の改善方法をていねいに提案・解説して、
それでいてこういう力があるから優れているとかじゃなくこういう力もあるよっていう感じの公平さがものすごくよかった…!!!!
(対話形式のページで「発達障害は天才みたいに言われるけど、そういうのイヤなんです」って出てきて共感しかなかった)
いろんなことに悩んできた分、いろんな本も読んできたけれど、
なんというか…構選民思想的な…もしくは排他的とか…開き直り的とか他責的な…そういうのが多い気がして、自分になじまないことも多くて。
(この本の場合開き直りといっても労力を底に割くのはやめようってだけで、自分が引き起こす問題はしっかり問題としてとらえているので、その辺が違うと思う)
うまく言えないけど、自分が当てはまると思うだけじゃなくて、そこからじゃあこれからどうしていこう?って建設的な姿勢なのが自分にはすごくありがたかったし、そうやって変えていこうと思える自分も少し成長してるかもって思う。
ちなみに他にはスーザン・ケインなどが書いている内向型・外向型の本もどちらがいいとかの優劣なく描かれているものが多くて好きです。
ああ、本当は書きたいことがあったのにこんなに長くなってしまった。初めて記事分けようと思います。