そういえばイヤホンですが、メーカーのサポートに連絡したら、対応チケット発行して
中身だけ販売してくれることになり、両耳分になってしまうが製品丸っと買い直しよりも半額くらいの値段で両耳揃えられそうでうす。収納ケースが充電機能もってるからその分がひかれた感じなのかな。
サイフは痛いが気に入ってるイヤホンだからね。とりあえず製品買い直しにはならなくてよかった。
さて
最近自分のための料理の本を読んで、料理のロジックについてとっかかりができたからか、
ちょっと料理する時も、自分で選び、考える余地ができたことでちょっと楽しくなった気がする。
料理=母性や家庭的さのシンボル・丁寧さと堅実さの表れ(ズボラや不摂生の反対)
そして人への尽くし力・ふるまい力・またはそれを見せる能力
みたいに思っていたが、そうではなくスポーツや芸術や娯楽全般と同じように
自分のために楽しめるものなのだなぁと感じ始めています。
玉ねぎの切り方でしんなりするかシャキッとするかが変わる。とか、
チューブの生姜と塊の生姜とで香りが全然違うとか
シンプルなペペロンチーノも作り方で全然違うし、
「家で作るペペロンチーノなんてこんなもん」と思っていたものが
ある割合を守って、ちゃんと乳化させたり、具材の火の通し方を変えたりで
「おいしい」と小さい感動を覚えられる料理にもなること。
その違いを実感したからこそ、
「今日はうまくできた」
「もっとこうしたい」
「この味付けは好みかも」
「次は別の切り方でやってみよう」
みたいな感覚が自然と出てきて、レシピをなぞる定型作業から、自分の料理というジャンルにシフトした感じがある。
今日はお昼にペペロンチーノを作って、先週からちょこちょこ作ってるんだけど
今日が一番おいしくできた。ブロックベーコンの切り方も、火の通し方も、
パスタの塩加減も、乳化もうまくできたと思う。トングがないので盛り付けだけなんともいえなかったが。
そして夜は生姜焼きを作った。
まず冷蔵庫に残ってる食材から献立を考えるってのも今まで実はそんなにやってなかったことで
卵やもやし、豚肉となんか野菜があったら鶏ガラで適当に炒めるみたいな、
なんか何かを作るというよりかは味をつけて消費する、みたいなレベルだったのが
せっかく塊の生姜買ったし、豚肉もあるし、玉ねぎもあるから、生姜焼きしてみるか。と。
私は生姜焼きがそんなに好きではなく、今まで一人暮らし歴があっても一度も作ってこなかった料理なんだが、チューブじゃない生姜があるので生姜料理の代表格を作ろうと思い至ったのであった。
で、なんとなくやっていることとして、クックパッドのレシピをあまり見ないようにしている。
というのも、パスタの塩の割合みたいな、理由や定説があってそうしていること、みたいなのは
まずは守ってみた方が、自分の中で納得感が持てるんじゃないかと思って。
クックパッドのレシピおいしいのいっぱいあるけど、初の生姜焼きは王道の味付けで作りたい。
ということで調味料の会社だとか、食材の会社だとか、料理研究家が紹介する「基本の〇〇」的なレシピだとかをみて作っている。
今回の生姜焼きは生姜15gくらい、酒大匙2、みりん1.5、醤油1の割合で混ぜたやつで味付けしたんだけど
すごく食べやすかった。
生姜焼ってなんかしょっぱいっていうか、生姜は好きなのにあれだけはなんか好みじゃないと思っていて。
日本の甘煮や照り焼き系もあまり好きじゃないので醤油とみりん、砂糖とかで味つける系があんまり好きじゃないのかな〜とか思ってたんだけど。そうでもないみたい。
しょっぱくなかった。で、生姜の香りもがつんじゃなくて、良い感じだった。
今まで家で食べてた味付けが合わなかっただけだったのかな。
あと料理を楽しむ視点が生まれたことで、
今まで一個一個が面倒なタスクだったから食材を切る、調味料をはかる、肉を焼く、卵を溶く、とかが
1+1+1+1+1+1+..みたいな感じだったのだけど、
(1+1)+(1+1+1)+2+..みたいにまとまりで考えられるようになったし、何度か作ると2工程を合わせて1工程みたいになったものもあり、どんどんそれを作るハードルがさがってくる。
いつになったらできて、何がかけちゃダメで何をもってその料理の成功と言えるのか、、、みたいなとこが
曖昧だったのが、ポイントを押さえて、計量したり目分量で行ったりの判断もできるようになった。
見通しが立ち、ここができていれば大丈夫と安心できると料理って楽しめる。
こないだなすの肉味噌炒め作ったら、味噌の味とんじゃって。そういえば味噌汁って火を止めてから味噌溶くよなぁとか後から思い出して、次はタイミング変えてみようと思ったりもして。
「生姜焼きを作った」が「生姜焼きを作れるようになった」と言える感覚に変わった。
料理がすごく好き、というほどではないので、気が向いた時だけだけど、もっといろいろ、おいしいものつくれるようになりたいなと、ほんのり思っている。