先月思い立ってずっとやりたいと思っていたことが!今日やっと実現した。
プール行きました。
というかスイミングスクールに行った!
夏だからプール行きたい、というのがそもそも発端で。
そこから「平泳ぎができるようになりたい」と思ってスイミング習おうかとなり。
昔、小学校の水泳の検定試験で、見様見真似の平泳ぎをして
先生に「あなたなにやってんの!?そんなの平泳ぎじゃない!しっしっ!早くでて!」
※昔の記憶だからちょっと違うかもだけどこのくらいの内容ではあった。
その先生が、私の名前も知らないような別クラスの先生だったから尚更いやだった。
だからっちゃだからだし、でも別にそれが今も鉛みたいに残っているわけではないのだけど。
それで水泳に苦手意識が出たってのはあるかもしれない。
思春期だったり家のことだったり色々理由はあるけど、確か中学の水泳は一回も出てない。
なんだろうな、なんでかはわからないけど中学時代体育休みがちだった。
特にバスケとドッヂと水泳。ドッヂボールは小学校低学年の頃に生まれて初めて仮病をつかったくらい嫌いな球技だったのでわかるんだが(ボール取るのが怖くて取れないのに、最後まで残る)、バスケは小学校の休み時間やっていたくらい好きだったんだけどな。バスケ部がレベチのムーブしてたから怖くなったのか。
それはそうと、水泳も、泳ぐのは好きだったし水も嫌いじゃないのに、
なんやかんやでまともに泳げないままに大人になってしまった。
自分の中でも、「球技と水泳はぜんぜんだめ」という自己イメージが固まっていた。
スイミングスクールに通う、というのを考えた時にちょっと心が躍った。
泳ぎたかったのもある。夏だからプールに一回は行きたかったというのもある。
運動不足解消とか、色々あるんだが、一番は「ちゃんと”泳げる”ひとになりたい」って気持ち。
体験でレッスンを受けてみて、クロールもあまり綺麗に泳げていないとわかってちょっとショックだけど
これからできるようになるんだなとか、今どうなっていて、どう動かしたらよさそうかな?という
自分の身体のイメージを擦り合わせていくのが、すごく楽しかった。
思えば最近の運動といえばジョギングか筋トレで、わりと追い込むタイプの運動。
走るのは好きだが、フォームの意識もそこまですぐ結果が出るものではなく、距離か時間が指標だった。
水泳で全身を使うのが新鮮だった。子供の頃は武道を習っていたので当たり前に体を動かしていた。
スポーツって、自分の体を使うのって、こんな楽しいんだな、うれしいんだな、と本当に久しぶりに感じた。
当面は、平泳ぎ以前に水に浮く感覚を思い出したり、クロールとかのフォームを整えることが目標だけど、
長い時間をかけて、ストレスや運動不足の解消になったらいいなと思うし、平泳ぎできる自分を目指して頑張りたいなって思う。
あ、そうだ。挑戦といえばこれだけではなかった。
今住んでいる土地をもう少し開拓したくて、そしてちょっと、ゆるみたくて、
カフェを探した。で、結果的に個人経営の渋い喫茶店に入った!
グルメ誌で紹介されているようなお店だったり、おしゃれ系統のお店は行ったことあるが、
なんだかどんな人がやっているかわからないお店になんの前知識なしで飛び込むのは初めて、といえるかもしれない。
で、感想は「入ってよかった!」
すごく昔ながらの喫茶店という感じで、マスター一人で切り盛りしていた。
私以外お客さんがいなくて、メニューをもらったらコーヒー豆の種類がずらり。
いつもカフェラテなどエスプレッソ系のドリンクを飲むけど、ここはあえてドリップコーヒーにした。
フィーリングで選んだ、味の想像もつかない一杯は、すごくおいしかった。
お茶を選ぶのも好きだけど、自分でコーヒーを選ぶのも楽しいなと思った。
ちょっとした違いに気づけるほど舌が繊細ではないけど、自分で選んだ一杯って、特別だなって思った。
インテリアも、歴史を感じるというか、オシャレカフェと違う重厚感があって、
コーヒーを淹れる音や、独特の香り(コーヒーのではない)がなんとも不思議な心地だった。
自分がカフェに求めていたもの、たとえばオシャレさ、静かさ、洗練された味だったりサービス。
それが正解じゃないなぁ。と噛み締めながら時間を過ごした。
小説でも読んで過ごせれば私もおしゃれ人だが、
そんなふうに過ごせず手持ち無沙汰にソワソワしてしまったあたりがまだお子様だなと思った。
たまたまスマホの充電が切れていて、喫茶店の雰囲気を大いに味わえたのがよかったかもしれない。
この、ふらっと個人店に入るというのは今後積極的にやっていきたい。
わたしはこの土地がすきだし、人見知りだが”人”も実は好きなのだと思う。
そういう、小さなやってみたいこと、心ときめくこと、やり残した心残り、
一つ一つに向き合って、挑戦をかさねて行った先に、なにがあるかな、
今はわからないけれど、昨日の自分から脱皮したような感覚を、しっかり味わっていきたい。