プライド

職場のマネージャーと面談をしたとき、「まだまだなので伸びしろを見てください」的なことを言った。
そしてしばらくしてから、「おや?」と思った。

私は新卒でもなければ、入社一年目の新人でもない。
「まだまだ未熟」「経験に見合う実力がない」なんて、自分で言って恥ずかしくないのか?

謙虚に見せようとした(し、実際謙虚でありたいと思っていた)ゆえの発言とはいえ
なんていうか、「自分、ださいかも」と感じた。

今までは、たいしてできないくせに偉そうに、とかそういわれることを恐れていた。
だから謙虚に見せようとふるまっていた時期もあったと思う。

それでいいのだろうか?
という疑問を自覚したときに、これってプライドかもなと思ったのだった。

できないこともたくさんあるし、経験に見合っているかは正直わからない。
ただ確実に同じ経験でもっと成長している人はたくさんいる。
だからといって私はサボっていたのか?今までだらけていたのか?いや、そんなことはない。

実力がものをいう業種職種で、自信を持つのは確かに難しいかもしれないが、
そんな人に仕事を任せたいと思ってもらえるだろうか。

プライド。

今まで私の中にあるプライドは、自尊心や誇りというより、見栄・虚栄心に近かった。
だからこそ「そんなプライド捨てちまえ」的な名言を見て刺さるタイプの人間だった。

実力以上にみられたいわけじゃない。がんばっていればできなくていい、というタイプの仕事でもない。
ただ、自分の行動に、自分の仕事に、実力にも成果にも言い訳するダサい人間ではいたくない。
そんな新しい感情を見た一日だった。